How high the gulls fly
O'er Ilay
How sad the farm lad
Deep in play
Felt like a grain on your sand
大西洋をのぞみ、ヘブリディーズ諸島の女王と呼ばれる
アイラ島。
ウイスキー好きの聖地としても知られるこの島でキャンプ!
間違いなく2017年の個人的ハイライトになりそうなこのイベントが
ついにやってまいりました!
アイラ島へ行くには主にフェリー、そしてグラスゴーからの飛行機がありますが、
今回はグラスゴーから飛行機をチョイス。
グラスゴー国際空港から一日2便、アイラ島行きが飛んでいます。
アイラ島へはSAABの340というめちゃくちゃ小さい飛行機です。
びっくじりしたのは乗客の日本人の多さ。
みんなウイスキー好きなんですねぇ…。
30分もすればアイラ島に到着。
飛行時間の短さとターボプロップということもあって、
飛行中だいたい外の景色が眺められます。
そしてこれがアイラ空港。
…公民館かな?
まあ人口3000人の島に大きい空港なんて必要ないですしね…。
ここから繁華街ボウモアまでは車で10分ほど。
日曜日はバスが運行していないのでタクシーで向かいます。
アイラ島は信号が一つもなく、
おそらくエスカレーターもエレベーターもないです。
それくらいのどかな島。
一応ツーリストインフォメーションでキャンプしたいんだけど、
と相談すると
「どこだっていいわよ、ボウモアの横の砂浜はどう?
トイレも水道も近いしお酒もすぐ買えるわよ?」と。
さすがにそれはまずいと思うので(怒られたらめんどくさいし)、とりあえずは海岸沿いを歩いてみます。
こんな感じで、ひたすら何もありません。
ボウモアをすぎると街という感じのところもなくなり、
羊と牛と会釈をしながらただひたすら歩きます。
途中見つけた謎のレクリエーション施設
(芝生の上でボウリングらしきことをしていた)で
老人に話しかけたら、なぜかボウモアのグラスと
ウイスキーをくれました。
RPGの主人公はこういう気分なのでしょうか…。
お腹もすいてきたことですし、とりあえず海岸で食事でも…。
ところどころ何故かベンチが置いてあるので、
そこを借りてまずはおじいさんのウイスキーを…。
ボウモア湾を眺めながら飲むボウモア…。アイラ島の人にとっては普通のことなのですが
なんだかとても特別なことをしている気分です…。
ボウモアの街で買った食材で、とりあえず夕飯。
火器類の予行演習も兼ねることとします。
ガスの類は飛行機に積めませんので、今回はアルコールストーブ!
アルコールも飛行機に積めませんが、
さすがに現地で買えると踏んで持ってきました。
どうやら正解だったようです。
というか、僕はOD缶の火器をもってませんでした…。
街唯一(っぽい)ホームセンターで買った燃料で
ハンバーグを焼きます。
しかしこの燃料、
アルコールストーブに使って良いものだったのか不明で、
クッカーがものすごい勢いでススで汚れていきました…。
味はまあ、普通でしたが、
心はなんだか特別な気持ちで満たされました。
ボウモア蒸留所です。
アイラ島の旅はまだまだ続きます…。